ガンプラの現キット1/144相当のフリーダムガンダムにはHG・RG合わせてバージョン違いが4つあるが、その内3つの違いを主にスタイルを比較しながら解説。どちらが好みか、どちらを買おうか、悩んでいる人は必見だ。残り1つ(HG 07)は入手でき次第追加することにする。
(1/144相当のキットとして、SEED系はHG・RG以外に「コレクションシリーズ」があるが、入手できていないので除外)

因みにこの記事では、各キットを以下の略称で呼んでいる。
HG 07SEED HGシリーズNo.07のフリーダムガンダム
HG R15SEED RENEWAL HGシリーズNo.R15のフリーダムガンダム。HG 07にアクションベース接続用の部品が追加されたもの。
HGCEHGCE(HGUCシリーズに組み込まれている)No.192のフリーダムガンダム
RGRGシリーズNo.5のフリーダムガンダム

全体的な印象

HG R15
HGCE
RG

HG R15:ずんぐりむっくりしている。胴体が短く、足が太くて短く感じ、頭も大きめ。ウイングが小さめ。あと、足首がユルユル(個体差かもしれないが)。
HGCE:現代風なスッキリしたバランスの良いスタイル。一部の色分けがなされていないのが惜しい。
RG:現代風なスッキリしたバランスの良いスタイル。HGCEに酷似している。意外にも、初期RG特有の関節ユルユルや部品ポロリは無いのがビックリ。

成型色の比較

胸部などの青、胴部などの赤、腕部・脚部などの白、アンテナ・シールドなどの黄は、どのキットもほぼ同じ色味で違いは無い。
違いがあるのは、関節および銃器である。

HG R15の関節、銃器、レール砲
HGCEの関節、銃器、レール砲
RGの関節、銃器、レール砲

関節色

HG R15:ガンメタル色の成型色で、実は凝っている。
HGCE:ニュートラルなグレー。
RG:黒に近い濃いグレー。

銃器色

HG R15:レール砲と同じ、ブルーグレー。色分けなし。最中割り。
HGCE:関節色と同じ、ニュートラルグレー(レール砲はブルーグレー)。色分けされているが、青い筋はシール対応。
RG:関節色と同じ、黒に近い濃いグレー(レール砲はブルーグレー)。色分けされている。一部繋ぎ目あり。

各部形状の比較

HG R15
HGCE
RG

頭部

HG R15:ほんの少し大きい。アンテナとサイドの色分けはなされていない。
HGCE:少し小さめ。顔面のグレー部分が太め。サイドの色分けは無し。
RG:少し小さめ。顔面のグレー部分が細いので細く見える。

肩部・腕部

HG R15:肩部の色分けはなされていない。肘関節は一重で90度曲がる。肩が大きめ。腕が全体的に太め。
HGCE:頭部とのバランスがよい。色分けされている。
RG:頭部とのバランスがよい。

胴部

HG R15:襟と胸と腹の色分割なし。腹部の高さが短い。
HGCE:細めで長い。色分けは完璧。
RG:HGCEに同じ。

シールド

HG R15
HGCE
RG

HG R15:赤色部の色分けなし。
HGCE:側面の赤部分の色分けのみされていない。
RG:色分け完璧。

ウイング

HG R15
HGCE
RG

HG R15:翼が小さく短い。バーニア部分などの色分割なし。
HGCE:翼が長い。翼の色分けはされているが、キャノンとバーニアの赤部分が色分けされていない。
RG:翼は長い。色分け完璧。

脚部

HG R15
HGCE
RG

HG R15:太めで、脛が短い分脚が短く見える。足首より下も大きい。
HGCE:細くスッキリ。足首より下も細く小さい。一部色分けはされていない。
RG:細くスッキリ。足首より下も細く小さい。

おすすめは…

RGのフルバーストモード!

RG版。
色分けが完璧で、スタイルはHGCEと同じでポロリ無し。モールドも沢山。飾り台使ってフルバーストモードで飾りたい。