ガンプラの現キット1/144相当のストライクフリーダムガンダムにはHG・RG合わせてバージョン違いが3つあるが、その違いを主にスタイルを比較しながら解説。どちらが好みか、どちらを買おうか、悩んでいる人は必見だ。
(1/144相当のキットとして、SEED系はHG・RG以外に「コレクションシリーズ」があるが、入手できていないので除外)
因みにこの記事では、各キットを以下の略称で呼んでいる。
HG 34:SEED HGシリーズNo.34のストライクフリーダムガンダム
HGCE:HGCE(HGUCシリーズに組み込まれている)No.201のストライクフリーダムガンダム
RG:RGシリーズNo.14のストライクフリーダムガンダム
全体的な印象
HG 34:ずんぐりむっくりしている。胴体が短く、足が太くて短く感じ、頭も大きめ。ウイングが小さめでドラグーンが外れるが固い。あと、足首がユルユル(個体差かもしれないが)。
HGCE:現代風なスッキリしたバランスの良いスタイル。ウイングが一番大きくドラグーンも外れる。シールドが色付き透明パーツで秀逸。一部の色分けがなされていないのが惜しい。
RG:HGCEより脚がちょっと短めで身長が少し小さい。ウイングは小さく先端が鋭利な感じで、内部構造が金メッキ。シールドは透明パーツだが色付はシールにて対応なのが惜しい。意外にも、初期RG特有の関節ユルユルや部品ポロリは無いのがビックリ。
成型色の比較
胸部などの青、胴部などの赤、腕部・脚部などの白、アンテナ・シールドなどの黄、関節の金色は、どのキットもほぼ同じ色味で違いは無い。
違いがあるのは、銃器である。
銃器色
HG 34:すべて同じ淡いスカイブルー。色分けなし。最中割り。
HGCE:胸部などと同じ、濃紺。色分けされているが、青い筋はシール対応。
RG:ニュートラルグレー(レール砲はブルーグレー)。色分けされている。一部繋ぎ目あり。
各部形状の比較
頭部
HG 34:結構な面長で後頭部が扁平。アンテナとサイドの色分けはなされていない。
HGCE:少し小さめで後頭部は少し扁平。顔面のグレー部分が太め。サイドの色分けは無し。
RG:鋭い面影。顔面のグレー部分が細いので細く見える。
肩部・腕部
HG 34:肩部の色分けはなされていない。肘関節は一重で90度曲がる。肩の腕を覆う部分が鋭利。腕が全体的に太め。
HGCE:頭部とのバランスがよい。腕は一番細い。肩の腕を覆う部分が一番なだらか。色分けされている。
RG:腕が太め。肩部は薄め。肩の腕を覆う部分が鋭利気味。
胴部
HG 34:襟と胸と腹の色分割なし。腹部の高さが短い。
HGCE:細めで長い。色分けは完璧。
RG:HGCEに同じ。
シールド
HG 34:ブルーの透明パーツ。
HGCE:ブルーの透明パーツ。
RG:色なし透明パーツで、シールにて色付け対応。
ウイング
HG 34:翼が小さく短い。色分割なし。ドラグーンは外れるが固い。
HGCE:翼が一番長く大きい。翼の色分けはされているが、内部構造などの金部分が色分けされていない。
RG:翼は小さく鋭利な雰囲気。色分け完璧。内部構造などが金メッキでピッカピカ。
脚部
HG 34:太めで、脛が短い分脚が短く見える。足首より下も大きい。
HGCE:細くスッキリ。足首より下も細く小さい。膝が結構長い。一部色分けはされていない。
RG:細くスッキリ。足首より下も細く小さい。
おすすめは…
HGCE版かな。
スタイルは、ウイングも大きく全体のバランスもHGCEが秀逸なのだが、色分け一部されておらず、ウイングの内部構造などが金メッキなRGも捨てがたい。
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