ガンプラのMGジムは、バリエーションが2つある。1つは男前でシュッとしてはるヤツ、もう1つは本来の姿、つまりヤラレ役感ハンパないヤツ、である。
じつはこれらのジム、ガンプラの進化とは違っているのである。
どういうことなのか。
順を追って見ていこう。
全体的な印象
Ver.1.0
スタイリッシュで細身、手足も長め。頭部も面長で男前で、ハンサム過ぎて困る。優男感が強め。各部のエッジが甘い。武器やオプションが豊富で、部隊編成時に各機体をアレンジして遊べる。
成型色は、非常に鮮やかなオレンジや黄色。蛍光色のようである。淡い緑も明るい色。
Ver.2.0
ザ・アニメ。アニメ版を忠実にモデル化したスタイル。ファースト世代は納得の一品。各部のエッジは立っている。
通常のガンプラの進化は、バージョンが上がるにつれてスタイリッシュになるのだが、GMに関しては、見てきた通り、順序が逆なのである。
成型色は、彩度の低い落ち着いた朱色黄色。淡い緑もVer.1.0より濃いが落ち着いている。
各部形状の比較
頭部
Ver.1.0
面長・小顔・顎のラインがスッキリ。うなじ付近の装甲が下に垂れている。
Ver.2.0
丸顔。ザ・GM。
肩部
Ver.1.0
装甲が前後上部に分割された構成。鋭角気味に張り出している。
Ver.2.0
肩部装甲は一体成型。
腕部
Ver.1.0
前腕部の一部装甲取り外し可能。一応二重関節。回転軸が二の腕下部。二の腕上部に迫り出したダクトあり。
Ver.2.0
二重関節。回転軸が二の腕の上部。拳が大きい。
胸部
Ver.1.0
ダクトが外へ張り出している。襟元広い。スジボリが施されている。肩との接合部にセンサーのような突起物あり。
Ver.2.0
ダクトは内側に収納されている。襟元狭い。
腰部
Ver.1.0
Ver.1.0のスカート中央に突起物あり。サイドスカートは、スプレーガンを懸架出来るものと交換可能。
Ver.2.0
スカートはアニメ版通りのものと、Ver.1.0と同様のものの選択式。
脚部
Ver.1.0
細く長い。美脚。足首より下は大きい。大腿部前面に追加装甲?らしき盛り上がりあり。脹脛に段差がある。脹脛後部に開閉ギミックあり。
Ver.2.0
太めで、特に足首より下はアニメ版そのものの形状。
背部
Ver.1.0
Ver.1.0のバックパックはディテールの細かいよりメカニカルなデザイン。バーニアも大きく張り出している。バックパック右側は、ターミネーター・追加ビームサーベル・バズーカラックの選択式。
Ver.2.0
バックパックはスッキリしたシンプルなデザイン。バーニアはランドセルに収納。ビームサーベルは1本差し・2本差しが可能。
シールド
Ver.1.0
覗き穴に透明パーツが嵌る。表面にもスジボリが施されていて無駄にディテールが細かい(褒めてる)。
Ver.2.0
アニメ版のようなシンプルなデザイン。ガンダムVer.2.0に同じ。覗き穴は蓋がスライドする。
武器類
Ver.1.0
スプレーガンが小さい。ビームサーベルの成型色は淡い緑。ビームライフルも付属。
Ver.2.0
ビームサーベルの成型色は白。スプレーガンが大きい。バズーカはガンダムVer.2.0に同じものが付属。
おすすめは…
これは是非、Ver.1.0、Ver.2.0の2つともゲットして並べて飾るべき。
これらの出来の良さをじわじわと感じられること間違いなし!
実際この2つ眺めながらニヤニヤしてる。
ガンダムより好き。
注意点
Ver.1.0は、上半身と下半身の接合部が緩くなって外れやすくなるので、持ち上げる際は下半身を持つように。
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