1/144相当のウイングガンダムゼロは、バリエーションが2つある。1つは1995年発売の1/144版、もう1つは2014年発売のHGAC版、である。
その差、19年。
1995年版は「HG」の名を冠していないから、そこのところを勘案しないといけないが、ガンプラの進化を感じることが出来る。
この記事では、各キットを以下の略称で呼んでいる。
1995年発売の1/144版:1995年版
2014年発売のHGAC版:HGAC
全体的な印象
1995年版
太くゴツい。エッジが甘い。合わせ目が合いづらい。
HGAC
スタイリッシュで細身。エッジはそれなりに出ている。合わせ目もまあまあ合う。
成型色の比較
1995年版
白色になる部分が淡いグレー。黄色部分は赤みが強い。赤い部分はいわゆる真っ赤。関節はポリキャップ。武器類は青みの強いブルーグレー。
HGAC
白い部分は白、黄色い部分は黄色、赤い部分は朱色がかった赤。関節はニュートラルグレー。
各部形状の比較
頭部
1995年版
大きい。両サイドの突起はウイングガンダムよりは長い。アンテナは太め。
HGAC
小顔。両サイドの突起は長い。アンテナは細めで後ろへ流れている。
肩部
1995年版
大きく張り出している。成型色での色分けは一部なされていない。
HGAC
小さめ。上部に開閉ギミックがある。
腕部
1995年版
意外に細身。
HGAC
1995年版とほぼ同じサイズ。
胸部
1995年版
サーチアイは大きめ。前方への出具合は控えめ。
HGAC
サーチアイは小さめ。前方への出具合は多め。
腰部
1995年版
スカートはHGAC版と同じくらいの大きさ。
HGAC
スカートは1995年版と同じくらいの大きさ。
脚部
1995年版
全体的に太く、ディテールも大きい。太腿は小さめ。足首より下は成型色での色分けがなされていない。脹脛部分は開閉する。
HGAC
ほっそりしている。太腿は太め。脹脛部分は開閉する。
背部
1995年版
バックパックの成型色は青みの強いブルーグレー。ウイング短め。ウイングはダクト以外成型色での色分けがなされていなく、差替式で開閉可能。
HGAC
バックパックの成型色はグレー。ウイングは長め。ウイングは成型色での色分けがなされていて、ジョイントで開閉可能。
シールド
1995年版
小振り。成型色での色分けがなされていない。
HGAC
不自然のない形状。
武器類
1995年版
太めで短め。
HGAC
長く細め。
おすすめは…
やはりHGAC版。
特に素組派の方はHGAC版しか無い。
昔を懐かしみたい方、自分のように比較してみたい方は、1995年版を購入されてみても面白い。安いですし。
ところで、こちらはRG版が出るのでしょうか。
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