ウイングガンダムゼロ。
別稿にてこの機体のややこしさとバリエーションを紹介したが、今回はTV版とEW敗者たちの栄光版（以下、敗栄版）の詳細を紹介していこう。
一応これら機体は別設定だが、敗栄版はTV版のリデザインなので、デザインの違いなどを比較するために一緒に紹介する。
（EW版の所謂「ゼロカス」はデザインが全く異なるのとプラモデルが沢山出ているので、これまた別稿で紹介する）
TV版と敗栄版との違いは、
- 全体のスタイル
- 胸部ダクト・スカート・膝などのデザイン改修
- 武器の大型化
- 翼内にもう一枚翼が追加
などである。
ということで、写真にて詳細を見ていくことにしよう。
全体的な印象
TV版
太くゴツい。マッシブで武骨。まるで武者頑駄無のよう。エッジが甘めだが、スジボリが細かく入っている。
敗栄版
スタイリッシュで細身。エッジはそれなりに出ている。ディテールは成型色を別にして情報量を多くしている。
成型色の比較
（左）TV版 （右）敗栄版
TV版
白色になる部分が淡いグレー。黄色部分はなんと金メッキ‼（武者頑駄無ポイ雰囲気の一端を担う）赤い部分はいわゆる真っ赤。肘関節はポリキャップ。他の関節・武器類は青みの強いブルーグレー。
敗栄版
白い部分は白、黄色い部分はオレンジ寄りの黄色、赤い部分は朱色がかった赤。関節はダークグレー。
各部形状の比較
頭部
TV版
大きい。両サイドの突起はそれなりに長い。アンテナは太め。
敗栄版
小顔。両サイドの突起は長い。アンテナは細め。
肩部
TV版
大きく、両側に大きく張り出している。上部白パーツは開閉する。内部収納のバーニアは可動する。
敗栄版
小さめでバランスが良い。上部白パーツは開閉しビームサーベルが収納可能。内部収納のバーニアは可動する。
腕部
TV版
特に前腕部が太くゴツい。肘関節のポリキャップ部分が回転する。
敗栄版
細めでスタイリッシュ。
胸部
TV版
幅が広い。サーチアイは大きめ。ダクトが開閉する。
敗栄版
細め。サーチアイは小さめ。ダクトがないデザイン。
腰部
TV版
前スカートおよび突起は大きめ。
敗栄版
前スカートのデザインがTV版と異なる。
脚部
TV版
全体的に太く、ディテールも大きい。脹脛が開閉する。
敗栄版
ほっそりしていて長い。膝のデザインが異なる。脹脛が開閉する。
背部
TV版
ウイング短く、幅が広い。ウイング内部ディテール無し。
敗栄版
ウイングはTV版とデザインが一部異なる。長く細い。副翼が追加されている。
右に副翼がある
シールド
TV版
形状が非常に大ぶり。裏側は空っぽ。
ぽってりしている
敗栄版
細身でスタイリッシュ。裏側のディテールもある。
武器類
TV版
太く短い。
２つのグリップを持つ
収納式
分割して両手持ち
敗栄版
細く長い。
片方のみ持つ
分割して両手持ち
おわりに
HG 1/144は別稿にて紹介しているので、そちらもご覧ください。
TV版デザインのMGを出して欲しい。
というか、ウイングガンダムはHGAC、MG共に歯抜け状態なので、是非とも歯抜け部分を出してもらいたい。
（HGACのゼロカスとか。。。）
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